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レビュー:『人生の断想』(谷口清超著)

人生の断想
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『人生の断想』
谷口清超著
定価(本体1381円+税)
日本教文社刊
心を明るくさせてくれる一冊

専門学校に進学し、生活費を稼ぐために住み込みのバイトをしながら学校に通うことになったときのことです。
初めて自分が住むことになる部屋を見た瞬間、それまでの期待が後悔に変わりました。

その部屋は店舗の中にあり、広さは三畳ほどで、天井には二階へ上がる階段が斜めに伸びていました。
部屋というより、ただカーテンで間仕切りされた空間なのです。
だからカーテンを引くと部屋が丸見え。
その頃はまだ、携帯電話が普及していなかったため、実家への電話は近くの電話ボックスまで行かないとかけられませんでした。

「なんでこんな所に来てしまったんだろうか。早く家に帰りたい」
と毎日泣く思いでしたが、それでも辛抱しながら住み込みを続けていました。

そんなある日、バイト先の従業員に仕事のことで悩みを相談すると、それが店長の耳にも入り、「あんたは、どこに行っても通用しない」と言われて、その日に店を追い出されてしまいました。

その後、私は専門学校を卒業し、なんとか地元のパン屋さんに就職しました。
仕事に不慣れで、自信を喪失していたとき、この本に書かれた次の言葉に救われたのです。

「一体誰がこの尊き“教師”であり給うのか?
 それはすべての人々である。
 それは吾が師であり、親であり、夫であり妻であり兄弟であり、
 そして子であり、また友である。
 これらの人々は吾々を導き給う愛の導師であり、吾々の敵の如くあらわれる者すらも、
 実は吾々の魂を実相のそれにまで高め揚げてくださる“教師“である。
 すなわちこれらの人々はすべて『観世音菩薩』であり給う」(284ページ)

「なぜこんな目に遭わないといけないんだろうか」と思っていた私は、環境は自分の心の影であり、店長は私の魂を高め揚げてくださる観世音菩薩だったということがわかったのです。
すると、店長に感謝することができ、店長の言葉をバネに、その後の社会生活での困難さに立ち向かうことができました。

私たちはみな「人生の主人公」である、と生長の家では教えています。
人生を明るくするのも暗くするのも自分自身。
ぜひ、皆さんも、周囲の人々を“わが教師“として礼拝し、明るく楽しい人生を歩んで下さい。



兒玉久仁子
生長の家本部勤務


『日時計24』vol.5「私の日時計ブックレビュー」から転載


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人生の断想 “若人”“女性”“自由と秩序”など、体験を基に宗教的見地から考察した、生命への畏敬と人生についての深い思索。生きる力を奮い起たせ易しく説く、智恵と愛の人生論、全9章。

谷口清超(著) 定価(本体1381円+税)
▽新書判上製/294頁/ISBN4-531-01270-4/
初版発行 1996年/日本教文社刊

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