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レビュー:『突然の恋』(谷口純子著)

突然の恋
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『突然の恋』
谷口純子著
定価(本体857円+税)
日本教文社刊

読むたびに清々しい気持ちに満たされ、前向きになれます

平成二十三年で百歳を迎えた柴田トヨさんの「幸せ」という詩があります。
看護師さんにお風呂に入れてもらうこと、風邪が治った息子さんとカレーを食べたこと、お嫁さんには医者へ連れて行ってもらったことなど、そうした当たり前のことが幸せであると書かれています。

私は「当たり前」のことに「幸せ」を感じていただろうかと、今までの自分を振り返りました。

以前、友人に悩みを打ち明けたとき、「その悩み事以外は、上手くいっているよね」と言われたことを思い出しました。
しかし、私は一つの悩みで心が占領されてしまって、その言葉を素直に受け止めることが出来ませんでした。

本当は沢山の「幸せ」に囲まれているにも関わらず、一つか二つの「悩み」に心の焦点を合わせてしまって、「幸せ」とはこうあるべきと、「形」にこだわっていたのです。
そんな私を、第三者の目から見れば少し滑稽に見えたかも知れません。

そんなとき、何度も読み返している『突然の恋』の一文がストンと心に入ってきて、スッキリとさせてくれました。

「私もかつては、喜びや楽しいことは『外からやってくる』と思っていた。
なぜなら喜びや楽しみは『特別』だと考え、何か非日常で、特別に大げさなものだと思っていたからである。
しかし喜びや楽しみは、本当は自分自身の日常の中にある。
それは誰の日常の中にもあり、ただ必要なのは、それを『見出す心』だけだと知ったのである。
こうなると、自分主体の積極的な生活を送ることが出来るのだ」(136〜137ページ)

以前私も、「幸せ」は特別で非日常なものだと思っていましたが、そうではないことに気づきました。
本書には、なにげない日常の中に幸せを見出し、感じる心こそが幸せな人生を築くのだと言うことが、分かりやすく書かれています。

読むたびに謙虚で清々しい気持ちに満たされ、前向きになれます。



末永聡子
生長の家本部勤務
鹿児島県生まれ
趣味は旅行、読書


『日時計24』vol.22「私の日時計ブックレビュー」から転載


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突然の恋 ある日突然出会った人に心惹かれ、恋におちる──そんな、一見、自分の意志とは無関係に見える“恋”にも心の力が作用しているという。人生は、“運命”のようなものに引きずられるのではなく、あなたの心次第で素晴らしい未来が開けることがよくわかる一冊です。

谷口純子(著) 定価(本体857円+税)
▽新書判・並製/240頁/ISBN978-4-531-05263-9/
初版発行 2009年4月/日本教文社刊

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