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レビュー:『自由自在を得るために』谷口清超著

自由自在を得るために
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『自由自在を得るために』
谷口清超著
定価(本体1143円+税)
日本教文社刊

コトバが人生をつくる

私は以前、中学校の教員をしていました。
そして、生徒の能力を何とか伸ばそうと、いろいろな指導法を試みました。
しかし入試では、生徒たち全員が希望校に合格するとは限りませんでした。
不合格の生徒に対して、自分の指導法の何が足りなかったのかと、思い悩むことがありました。
いま振り返れば、教育成果にばかり気を取られ、生徒たちに内在する力に充分目を向けていなかったのです。

本書には、「コトバが人生をつくる。よい言葉を使えば運命が好転していく」ということが書かれています。
その中で、俳優の武田鉄矢さんの著書『母に捧げるバラード』について触れています。

武田鉄矢さんが小学二年生のとき、図工の成績で唯一「5」の通知簿をもらい、お母さん(イクしゃん)が通信簿を神棚に乗せて、成績を神様に報告したそうです。

著者は『母に捧げるバラード』に書かれている次の文章を紹介しています。

「イクしゃんは天のどこかにいるらしい神様に神妙に報告した。
 『家庭教師もつけんとに、鉄也が<5>ば取りました』
 イクしゃんの声は少しうるんでいた。
 八歳の私はいいことをしたのか、悪いことをしたのかわからなくなり、
 ベソをかいているイクしゃんの後ろ姿をぼんやり眺めるしかなかった」(本書215〜216ページ)

そして著者は次のように述べています。

「このようにたった一つ、何処かに優れた点か美点を見つけたら、それを心から誉め、感謝すると、その美点は広がり、深まり、人のなかに隠れている『神性・仏性』が現成(げんじょう)してくるものである」(216ページ)

本書には、「人間は神の子」であり、神の子としての「無限力」を自覚することぐらい自信のつくことはない、そしてこの「無限力」とは肉体から出た力ではなく、「実相人間」の力であると説かれています。

本書は教師だった私に、子供には本来素晴らしい力があること、それをコトバで認め、引き出すことがいかに大切かを教えてくれた一冊です。



辻田昌司
生長の家本部講師
昭和34年、和歌山県生まれ
和菓子を作っての家族サービスが楽しみ


『日時計24』No.25「私の日時計ブックレビュー」から転載


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自由自在を得るために あなたは自由や幸福を求めていながら、反対方向に努力し生活していませんか? 宗教的観点から自由の意味するものを明らかにしつつ、すべては自らの心の内にあると事例と共に易しく説く。

谷口雅宣(著) 定価(本体1143円+税)
▽四六判・並製/242頁/ISBN4-531-05242-0/
初版発行 2004年/日本教文社刊

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